臼蓋形成不全について
臼蓋形成不全の原因
臼蓋形成不全の原因は生活習慣や遺伝的な要因など、さまざまな影響が考えられていますが成長過程で臼蓋の発育が正常に進まない「後天的」要因と、先天性股関節脱臼に起因する「先天的」要因の強いものとがあります。
幼少期~小児期における骨の成長が盛んに行われる時期に特徴的な股関節の運動や使い方が、骨盤の成長を妨げる要因になっていると考えられています。
臼蓋形成不全の症状
大腿骨を支える臼蓋の形状が何らかの原因により不完全なため、股関節痛を起こすという病気です。
関節部分がうまくかまわずに生活することにより、軟骨への負担が蓄積され、関節を消耗し痛みをともないます。
症状の進行とともに痛みは強くなり、進行性の関節疾患のため擦り減ってしまった軟骨はもどることなく最悪の場合、歩行障害に至ります。
臼蓋形成不全の治療方法
臼蓋形成不全の治療方法としましては保存療法、進行具合によっては手術治療となります。
保存療法の利点としては身体にリスクが少なく、痛み、運動機能の改善が可能となります。
臼蓋形成不全だからといってもその状態は皆それぞれです。
本当に手術が必要な人と保存治療でも十分症状の改善が期待できる人、股関節治療とは全く無縁の人など。
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