頚椎椎間板ヘルニアについて
頚椎椎間板ヘルニア|頚椎症性神経根症|外傷性頚部症候群|肩こり|五十肩(肩関節周囲炎)|肩腱板断裂|石灰沈着性腱板炎(石灰性腱炎)|反復性肩関節脱臼
頚椎椎間板ヘルニアの原因
長い間座り続けたり、重い荷物を持ち上げようとしたり、ストレスがかかることが頚椎椎間板ヘルニアを引き起こします。頸椎は首の部分にあり、頭を支える役割をもっています。脊椎と脊椎の間には椎間板と呼ばれる組織があり緩衝剤の役割を果たしているのですが、この椎間板組織が壊れた状態が頸椎椎間板ヘルニアと呼ばれています。椎間板の組織が壊れてしまうと、脊椎の中心を通っている脊髄や神経根を圧迫してしまい、様々な症状が起こります。
頚椎椎間板ヘルニアの症状
肩から腕、手の先にかけて激痛が走ったり、身体が痺れたり、動かしにくくなったりします。痛みや痺れなどの症状は、首を回したり動かしたりしたときに起こりやすく、痛みは激しい痛みが数週間続きますが、その後は軽いしびれが残るなど、症状が軽くなる場合が多いです。反対に、身体が痺れたり動かしにくくなったりする場合は、初めは軽い症状しか見られませんが、早いと数日で症状が悪化し、様々な動作が行いにくくなります。
頚椎椎間板ヘルニアの治療方法
痛みが主症状の場合は無理に手術を行わず、首を固定したり、マッサージを行ったりといった理学的療法が行われます。ただし、これらの治療法で症状が重くなる場合もありますので、症状を確認しながら治療を行います。症状が酷かったり、理学的療法だけでは痺れや痛みが引かず不便に感じてきた場合には、手術が行われることとなります。手術では全身麻酔を行い、脊髄や神経根を圧迫している頸椎を取り除きます。